俳句雑誌『麦』2019年5月号(通巻797号)

2019/04/22 20:59
『麦』2019年5月号 ★「春の雪」対馬康子(5句) あいまいな母性のかたち春の雪 ★特別作品  「千歳飴」  相馬忠男(15句) 寒に入る六十坪の土間の中 猫も居て久しぶりなる榾の宿 真っ暗な螺旋階段桃急ぐ ★地熱深耕  地熱集より対馬康子選 初蝶は阿修羅に逢いに行く途中   岡崎久子 虎落笛胸に火傷の痕がある     村田珠子 小鬼いくつ棲みつく寒の痩せ肋..

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踏生集21(梅木俊平・久野眞喜恵・瀧澤伸行・潮 仲人)

2019/03/30 18:35
「踏生集」より麦の同人の作品をピックアップ。 2019年4月号より 「空青し」   梅木俊平 十二月八日御霊は陽の匂い 小春日の画家のいそうな湖畔かな 鷹匠の腕さしだし鷹の宙 天つ日の酢牡蠣つるりと能登美し 針鼠の心地好き毬雪後の陽 「江戸」   久野眞喜恵 空っ風地球の軸に自分置く 都鳥廊の跡に滑り台 銀の匙浮かぶ湖山は雪 煤払い干支の土鈴の並ぶ棚 出発も到着もここ江戸師走 「アーチ」   瀧澤..

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俳句雑誌『麦』2019年4月号(通巻796号)

2019/03/30 18:15
『麦』2019年4月号 ★「冬の滝」対馬康子(5句) 唇も痩せてひと夜の雪に病む ★特別作品  「秋燕」  吉澤睦美(15句) 腕の重み乗せて鍵盤秋刻む 青き森抱え馬ゆく神無月 底冷えに首筋あずけ先斗町 ★地熱深耕  地熱集より対馬康子選 脱衣所の鏡の深み捕鯨船   瀧澤伸行 父として正しい涙枇杷の花   中山宙虫 枯葉ふむ足裏に残る淡き恋   伊集院..

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踏生集20 (山田邦彦・丸地正子・森沢詩子・山口方子)

2019/02/23 09:35
踏生集(同人自薦作品)から同人の作品をピックアップ。 俳句雑誌『麦』2019年3月号 冬に入る   山田邦彦 山茶花の咲き散り初めり波の音 買物の妻に付き添う眼とマスク 灯台の灯がとらえたる石蕗の花 引越の机落ちつく冬の午後 海鳴りの後に大きな冬の月 ゆずりあい  丸地正子 眠る子の母の背丸し懸大根 懸大根夕日に沈む親子かな 冬日さす一駅ごとのゆずりあい 乱視近視冬満月の万華鏡 駅伝は町会対抗大..

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俳句雑誌『麦』2019年3月号(通巻795号)

2019/02/23 09:23
『麦』2019年3月号 ★「冬の滝」対馬康子(5句) 漆絵の下の麻布寒明ける 特報!対馬康子会長が第10回桂信子賞を受賞しました。 ★特別作品  「秋完結す」  星 深雪(15句) つぎつぎと星が生まれて烏瓜 ぱっくりと脳の形に割る胡桃 だんご虫丸まりて秋完結す ★地熱深耕  地熱集より対馬康子選 ネパールへ融けゆく冬日の老人  成清正之 ..

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踏生集20(小宅洋子・島田貞子・涼木鞠)

2019/02/02 15:31
踏生集(同人自薦作品)から同人の作品をピックアップ。 俳句雑誌『麦』2019年2月号 冬に入る  小宅洋子 園児らひろの落葉拾い集めおり 人去るを追い走りゆく枯葉かな 秋天やママさんバレー溌溂と 表彰のスーパーボランティア文化の日 MRIのガタガタピーや冬に入る 星月夜   島田貞子 再読の二都物語星月夜 語り部は女将が務め渓紅葉 椅子の位置変えて渓流初紅葉 小鳥来るホットケー..

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