踏生集15(伴場とく子・鴇沢正道・山田邦彦)

踏生集(同人自薦作品)から同人の作品をピックアップ。 俳句雑誌『麦』2018年11月号 月明り   伴場とく子 水底の真珠にとどく月明り 月光の育てて真珠(かい)のふかねむり 合歓咲いて骨の薬と血のくすり 近づいてともる灯りや暮れ早し 舌下錠つるべ落としに日は落ちて 山崎ハコ讃   鴇沢正道 雁やざんげの値打ちもないけ…

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俳句雑誌『麦』2018年11月号(通巻791号)

『麦』2018年11月号 ★対馬康子(5句) 糸蜻蛉たとえば駅が遠くある ★特別作品  「晩夏光」  田中正恵(15句) ロボットの美しき礼樟若葉 真ん中に古墳のある村桐の花 炎熱や町押し黙りたるまま暮れる ★地熱深耕  地熱集より対馬康子選 炎天の地べたが語り出す昭和   森田千枝子 ★踏生集  同人…

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踏生集14(友松照子・八木邦夫・芦塚美穂)

踏生集(同人自薦作品)から同人の作品をピックアップ。 俳句雑誌『麦』2018年10月号 濃紫陽花  友松照子 観光列車で行く白南風の日向の旅 濃紫陽花渓へと傾(なだ)る太宰の忌 誰もいぬ真昼の四阿のほととぎす 手に負えぬ荷物はリュックに夾竹桃 ここらあたりで切りをつけたい草むしり 金魚  八木邦夫 日傘立ち止まる越後屋呉服…

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