踏生集6(藤谷敦子・伊集院瑠璃・大石壽美)

踏生集(同人自薦作品)から同人の作品をピックアップ。 俳句雑誌『麦』2018年2月号 夜学の灯   藤谷敦子 逝く秋や日々日没を繰り返す 木守柿に古時計の日暮れかな 夜学の灯見た遠い日を過去という 水の昏さが刻々せかす冬支度 終の栖売物件に積む落葉 秋霖   伊集院瑠璃 朝寒に一枚羽織り今日の計 秋霖に捨つるか残す古手紙 テレビ消しラジオも空し虫…

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俳句雑誌『麦』2018年2月号(通巻782号)

『麦』2018年2月号 ★対馬康子(5句) 枯園となる検察の行止り ★特別作品  「わたしのおもちゃ箱」  足立町子(15句) 抽斗にしまい込む癖冬灯し あいまいなその唇も春の色 八月の鳩が出てくるおもちゃ箱 ★地熱深耕  地熱集より対馬康子選 竜淵に潜む大玻璃戸歪みおり   上田昭子 ★踏生集  同人自薦作品10句 ★…

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踏生集5(杉本かずみ・尾原 葛・佐々木洋子)

踏生集(同人自薦作品)から同人の作品をピックアップ。 俳句雑誌『麦』2018年1月号 姉の訃    杉本かずみ 初霜や姉の訃報を北へ打つ 癒される家族テーブル秋彼岸 草紅葉杖軽くなる鎌倉道 秋高し鳶も鯉もよく泳ぐ 人工浜に白波の線秋日和 星流る    尾原 葛 涼新た柩の弟眠るごと 新涼の織部焼の骨の壺 星流る通夜のや弟頬笑む遺影 野辺送り妻娘…

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