俳句雑誌『麦』2022年6月号(通巻834号)

俳句雑誌『麦』2022年6月号(通巻834号) ★「チューリップ」    対馬 康子(5句) 喪失の腕の痛みに似て霞む★特別作品「柿の蔕」   竹下 潤子(15句)​ラムネ玉からころ軽い嘘ひとつ牡蠣すする買えないものを失くした日ポインセチア所在なき日の時刻表​★地熱深耕   地熱集より対馬康子選​白梅の墓域はるかに斌雄の忌   綾野 道江荒ぶ世の逃げない雪の無重力   井川 春泉 夕照の…

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俳句雑誌『麦』2022年5月号(通巻833号)

俳句雑誌『麦』2022年5月号(通巻833号) ★「彼岸寒」      対馬 康子(5句) 雛の段戦争の段踏み外す★特別作品「星のかけら」 小竹 康子(15句)​神の使い鹿いっときの一角獣死してなお人は星なり除夜の鐘父の背に灸の痕あり冬至風呂​★地熱深耕   地熱集より対馬康子選​菜の花や沖のくらさに騙し舟   星 深雪幽居にはあらぬ籠り居久女の忌  綾野 道江眼球の地軸傾くびわの花  …

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俳句雑誌『麦』2022年4月号(通巻832号)

俳句雑誌『麦』2022年4月号(通巻832号) ★「春の雪」      対馬 康子(5句)指入れて水の屈折率の春★特別作品「さかしまの」 片山 一行(15句)​霾や太き読経の端かすむかなしみという花らしき杏散る妖精の如くありけり著莪の花​★地熱深耕   地熱集より対馬康子選​雪の夜の落鳥嘴を小さく開く  上田 昭子銀輪を押して鯨の背を渡る   小田 笑深爪の疼く夜の底雪催     小野富美子 …

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